10年ソフトウェア

汎用機 や Unix といったビジネス・研究用途のコンピュータソフトウェアが長いスパンで使われ続けるのとは対照的に、エンドユーザー向けのソフトウェアの場合、作成データの互換性がなくなった、とか、作成アプリがサポートされなくなった、とかであるとき突然、継続利用の道を絶たれることが多い。

たとえば自分の場合、コンピュータ使い始めのころ、ほとんどの書類を クラリスワークス で作っていたけれど、いまその書類ファイルを読み込めるソフトウェアはあるんだろうか。その書類ファイルは HFS という古い Mac OS のファイルシステムでフォーマットされたハードディスクに入っているが、いまこの形式を読み込めるソフトウェアはあるんだろうか。

エンドユーザー向けコンピューティングが目指すところとして、「いままでにない新体験」 が、個人的にはとても大事だと思っている。止まることのない進化のスピードで、いままでにない利便性・創造性を提供することがコンピュータの大事な役割のひとつであると思う。が、その一方で、変わってはいけないこともあるんだということを認識したい。

ユーザーが作成したデータが使えなくなる、、、。よくある話ではあるけれど、よくあっていい話なんだろうか。ゲームで遊んだ結果ならともかく、生活上必要なデータは、最低10年は普通に利用可能な状態であってほしい、と思う。

インターネットやオープンソースの流れで、最近「標準化」を謳ったフォーマットが増えてきた気がする。ウェブ上のアプリケーションでもデスクトップアプリケーションであっても、10年は使い続けられるようなものが増えることを期待したい。

Leave a Reply